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NBA Column

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Column [ 僕達にはコービーが必要だ。 ]

 あなたはコービーファンですか?私はファンではありません。コビーブライアントは、元NBAプレーヤージョー・ブライアントの息子です。1996年、高校卒業と同時にアーリーエントリーし、ホーネッツにより全体で13位に指名されました。そして、指名後すぐにレイカーズへトレードされます。コービーは高校時代から優秀なバスケットボールプレイヤーでした。そして、NBAに入ると最年少記録を次々に塗り替えていきました。名前の由来が神戸と言う事もあり、日本でも多くの人気を集めました。そして、レイカーズはシャックの加入により、最盛期を迎えます。3連覇を成し遂げ、コービーは最高の評価を受けていました。

 その一方で、度々彼に対する批判があったのも事実です。私は彼の自己中心的に見えるプレイを好きにはなれませんでした。HCやチームメイトとの間柄も、よろしくは無かったようです。彼は高校時代を含めても、挫折を知らない男でした。小さい頃にイタリアで育った事もあり、楽観主義者でもあります。ゲーム中も度々笑みをこぼすのが印象的です。それが功を奏してクラッチ能力があるのかもしれません。

 しかし04-05シーズンは彼にとって、そうは笑っていられない状況になりました。フィルジャクソンHCが辞め、シャックが自ら望み、トレードされていきました。明らかにチームは弱体化しました。それでも、メンツは揃っていました。大方の予想は「プレイオフには進出できるのではないか」といった辺りでしょう。

 しかし若いチームとなりHCが変わると、中々結果が出せないようでした。コービーは自分の力を過信していたところがあったようです。個々のチカラがモノをいうシステムになり、コービーには徹底したマークがつきました。そして、レイカーズはシステム変更を迫られます。これは早い決断だったと思います。せめて、1シーズンは通しても良かったかと思います。こうして、レイカーズは路頭に迷うシーズンとなり、プレイオフを逃してしまいます。こうして、コービーにとって初めての長めのオフを迎えているわけです。

 日本では彼への賛美は影を潜めました。「それほど悪いチームじゃなかったはずだ。」「この戦績じゃ駄目だコービーは。」「コービー1人じゃ何も出来ないくせにレイカーズを崩壊させたんだ。」と、色々批判されたと思います。私もその通りだと思います。彼がLAL王朝に幕を引きました。そして今は彼がチームリーダーです。まだ新たな幕を開いたばかりですが、彼にとっては遅すぎる試練でした。もう彼のいる間に、かつてのレイカーズは帰ってこないかもしれません。

 プレイオフでは新たに対等し始めたチームや、常連チームが軒を連ねます。ここに彼のチームはありません。かつてのライバルチームはレイカーズの脅威にさらされる事無く勝ち上がっていきます。レイカーズファンだけでなくても、何か物足りなさを感じていたと思います。前期ピストンズに敗れたとしても、イーストの王者が消えてしまったのです。仲たがいの噂がありながらもそれでも試合では結果を残すあの二人組みが決別してしまったのです。あなたは何度シャックやコービーがニヤケるのを見てムカツキましたか?自分の応援するチームが何度コテンパンにやられましたか?私にとってレイカーズは倒すべきチームでした。ピストンズとは何か違うヒールの香りがあるのです。あのピストンズはバットボーイズではありません。グッドボーイズです。幾度と無く倒せそうで倒せないレイカーズを観て来たファンにとっては、今プレイオフにレイカーズがいない事に空しさを感じる人は多いはずです。

 決別したシャックはヒートで活躍し、圧倒的な強さを見せ付けています。シャックにとってはピストンズは雪辱の相手でしょう。しかし、シャックだけを見ていてもそれほど今畜生とは思えません。やはり、コービーのあの若くして頂点を極めたニヤケ顔が多くのNBAファンにとって最高のライバルとなりえているのです。コービーブライアントは強くなくてはいけません。常に巨人vsアンチのように我等NBAファンを熱狂させなくてはなりません。コービーが嫌いなあなたはこう思っているのです。

 「僕達にはコービーが必要だ。」05/05/23

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