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NBA Column

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Column [ 小さな巨人低身長プレイヤー ]

 小さな選手はその分不利である。本来小さな選手が不利なのではなく、大きな選手が有利と言った方が良いのだろう。しかし、現在NBAでは大きな選手が前提になっている。その中で生き残る小さな選手達は、他の選手より何が秀でているのだろう。これは単純である様に思えて、そうではない。NBAでの小さな選手の特徴の一つに、身体能力の高さがあげられる。しかし、どの程度身体能力が高ければ身長をカバーできるのだろうか。 とりあえず、現在活躍している低身長プレイヤーを挙げてみる。

  • アール・ボイキンス / 身長160p
  • アレン・アイバーソン / 身長183p
  • デイモン・スタウダマイヤー / 178p

もちろん彼ら以外にもNBAで活躍している選手はいる。一般人からしたら全く小さくは無い彼らだが、NBAでバスケをするにはネックになる身長だ。こんな世界に田臥勇太173pが挑んでいるのだからスゴイことだ。 先ほど述べた様に小さくても活躍できる選手は身体能力が高い。彼らはコート中を駆け回っている。アイバーソンはキツイマークが着くようになり、いつでもフリーと言うわけではないが、彼らの基本スタイルは走り回ってフリーでシュートを打つことだ。何よりも活躍している選手はスピードと、シュート能力に物を言わせている。逆を言えば、スピードやシュート能力が無い選手は今まで成功していない。身長が低い分、ターンオーバーは自然と減るし、パスも出しやすい。しかしその部分に特化しただけではNBAで活躍することはできない。コート上で誰よりも速くなくてはならない。ディフェンスでミスマッチをつくる分、誰よりもアシストや得点を重ねなくてはならない。攻撃的Gとして起用されるのが当然になってくる。そこら辺を考えると、田臥選手のシュート力が足りてないと言われていたのは致命的だった。田臥選手のゲームセンスやパス能力を買われNBAデビューをしたが、身長差をカバーする程のものではなかったのかもしれない。サンズでベンチを暖めるよりも、ABA等の自分より背の高い選手に囲まれて試合経験をこなす方を善作と判断したのだろう。アールボイキンスやマグジーボーグス等もNBAでは苦労をしている。ドラフトで指名されても試合に起用されなかったり、指名さえなかったりと認められるまで時間がかかっている。バスケやNBAに興味や関心がない人たちは、田臥解雇の事実を聞き、ダメだったのかと諦めた人もいるかも知れないが、寧ろ彼の身長位の選手はこうなることが仕方の無い事なのだ。だから今でも田臥選手はNBAに戻ろうと経験を積んでいるし、微塵もあきらめていない。田臥選手はこれからの選手だ。

 何故、田臥選手を挙げたかと言うと、彼は遅くは無いもののスピードを売りにする選手でもなく、NBA入り当時シュート力が高かったわけでもないということだ。彼の売りはバスケセンスであり、異国日本で育った選手ということだ。今までの低身長のプレイヤーの常識を覆す期待が彼には掛けられていたと言う事だ。つまり、アールボイキンスを尊敬していると田臥選手は言ったけれど、NBA(サンズ)が田臥勇太に掛けた期待はボイキンスとは異質のものと言う事になる。どちらかといえばボーグスに近い、それと日本という未知の可能性だ。ベースボールでは努力と才能の人松井秀樹がヤンキースの4番を務める様に、我等日本のNBAファンが想う以上に田臥選手は注目されているのかもしれない。”コート上で誰よりも〇〇”になれる低身長プレイヤーはエンターテイメントNBAに一つの華をもたらしてくれる。4/30/05

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